私たちが日本全国の小・中・高にその実施を呼びかけている『朝の読書』とは、学校で毎朝始業前の十分間、教師も生徒もみんなそろって自分の好きな本を読む、という実に簡単なものです。「だれでも、どこでも、いつでもできる」実践です。
「みんなでやる、毎日やる、好きな本でよい、ただ読むだけ」
ほとんど全ての児童・生徒から圧倒的な支持を受ける秘密はここにあります。
生徒も教師もみんなそろってやることで、失われつつある学校らしい秩序と落ち着きを取り戻すことができます。毎日やることで、勉強が嫌いで本が読めなかった子まで本が読めるようになり、勉強にも意欲が出てきます。好きな本でよいから、どんな子でも自分が生きるのに必要なもの、楽しめるものを選ぶことができます。ただ読むだけですがら、その事だけに集中でき、純粋に本の世界に浸ることができます。
事実、日本各地の朝の読書実施校からは、小・中・高を問わず、次のような児童・生徒たちの喜びと自信と思いやりにあふれた感想が寄せられています。
「今まで読めなかった教科書がスラスラ読めるようになった」
「あんなに嫌いだった本が好きになった」
「一日が朝の読書から始まると、落ち着いたスッキリした気持ちになれる」
「朝の読書の十分間が学校で一番楽しい時間だ」
「友達との話題も増え、友情も深まったと思う」
「人の悲しみや痛みがわかるようになった」
「本を話題にして家族との会話も増えた」
「図書館や書店へ行く回数も多くなった」
「勉強に集中できるようになった」
「こんなに厚くて難しい本だって読めるようになり、自分が誇らしくさえ感じられる」
「一冊の本を読み終えると一つのことを成し遂げた充実感があり、何事にも自信が持てるようになった」
「人間や社会について知ることができ、自分はどう生きればいいかを考えるようになった」
学校とは、全ての子どもたちが人間らしく生きるのに最低限度必要な事をきちんと学べる所であるべきです。朝の読書は、学校を全ての教師と子どもたちがみんなで力を合わせて生きるのに必要な事を学ぶ場に、共に楽しく生きられる場に、それぞれの夢や希望を育むことのできる場にするための試みであり、それが教師の心がけとやり方次第で可能であることを事実をもって証明するものなのです。 |
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大塚笑子教諭、野間読書推進賞特別賞を受賞
「朝の読書」の普及に努めている大塚笑子教諭が、平成12年度野間読書推進賞子ども読書年特別賞を受賞しました。
授賞式は11月7日、日本出版クラブ会館で行われ、大塚教諭は「『朝の読書』にかかわった人すべての代表として賞をいただきました」と挨拶。全国縦断交流会では基調講演をはじめ積極的に運動を支援、今後の活躍が一層期待されます。 |
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