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ともだち 木村高一郎写真集

ともだち

木村高一郎写真集

  • ISBN978-4-8021-3051-6 C0072
  • 木村高一郎(Koichiro Kimura)
  • リブロアルテ発行
  • B5変判・上製・76頁
  • 2017年 4月10日発売

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内容

  • トイレでうんちをしている自身の息子を撮影した写真集。密室での“いきる”という行為を観察し、人間というものを観察する。
  • 自分でお尻が拭けない息子の代わりにお父さんがお尻を拭きにいったときの息子の表情が、何とも言えずかわいらしく、無邪気さ、一生懸命さがひしひしと伝わってくる。
  • 排泄とは人間が生きていく上で必要な行為のひとつであり、それは老若男女すべてが行うものである。
  • 現代においては、文明の進化により自分以外の排泄行為を目にする事がほぼ皆無に等しい。
  • ジクムント・フロイトによれば“小児性欲の中心は肛門である”とされている。
  • 排泄での肉体的反応には快楽が伴っており、排泄後の快感を求めて小児(人間)は排泄をしているといっても過言ではない。
  • また小児は、適切な排泄行為ができた時の達成感・充実感により自信を育み、自立のための重要な一歩を踏み出す。
  • しかしその快楽に辿り着く過程には様々な感情の変化があり、表情・行為となって現れる。
  • そこに人間が生きて行く上での感情が集約されているのではないか、密室でのその行為に、人間の根源を垣間見る事ができるのではないか、と思い至った。
  • 特に小児には感情などの変化が顕著に表れると感じる。
  • 見られる事を意識していない無邪気なその姿は、人間が“いきる”事そのものであり、しいては人間そのものである。