
「林用軌道」とは、切りだした木材を搬出するためにつくられた鉄道。一級路線と呼ばれる本格的なものを「森林鉄道」と呼び、木曽森林鉄道が有名だが、それ以外にも北海道から屋久島まで、1260路線、9000km近い距離の林用軌道があった、という。鉄道の衰退、トラックなどの進出で、それらは1970年代にはほとんど姿を消してしまうのだが、その末期にやっと触れることのできた林用軌道のシーンをまとめた。南アルプスの麓でまだ実用に供されていた遠山森林鉄道をはじめとして、宮崎、秋田、鳥取などに残っていた林用軌道の面影は、広く鉄道好きの興味を魅くものであろう。

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